整体院・整骨院の競争が激化するなか、「もっと効果的に新規患者を集めたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
どれほど優れた技術を持っていても、施術を必要としている人に自院の存在を知ってもらえなければ、来院にはつながりません。
そんな中で注目されているのが リスティング広告 です。
GoogleやYahoo!の検索結果に自院の広告を表示できるため、「地域名+整骨院」「肩こり 改善 整体」など、施術を探しているユーザーにピンポイントでアプローチできます。
ただし、やみくもに広告を出しても結果は出にくく、「クリックされるけど予約につながらない」「費用対効果が見えない」と悩むケースも少なくありません。
この記事では、整骨院・整体院がリスティング広告を活用して集客効果を最大化するための運用のコツ・予算設定・成功のポイントを詳しく解説します。
従来のチラシやポスティングに加え、Web広告を活用して新しい患者層を獲得したい整骨院・整体院の方は、ぜひ参考にしてください。
整骨院の集客は主に3つのパターンに分かれます
整骨院の集客施策は、大きく分けて「新規顧客へのアプローチ」「リピーターの確保」「休眠顧客の再アクティブ化」の3つです。
それぞれの段階に合わせた戦略を講じることで、安定的な集客と売上向上につながります。
1. 新規顧客へのアプローチ
整骨院を初めて訪れる人の多くは、事前に院の存在や場所を知りません。
そのため、どの広告手法を使って院の情報を届け、「行ってみたい」と感じてもらうかが重要になります。
例えば、地域密着型で地元住民が多い場合は、街角ポスターや手渡しリーフレットなどのアナログな方法が効果的です。
一方で、ビジネス街や駅近など勤務者が多い立地では、Google広告やSNS広告などのデジタル広告が適しています。
ターゲット層の生活導線や情報接触経路に合わせて、最適な媒体を選ぶことが集客成功の鍵です。
2. リピーターの確保
新規顧客を一度きりで終わらせず、継続的な来院につなげるには、他院との差別化とフォローアップが不可欠です。
治療の質に満足してもらうことは大前提として、再訪のきっかけを設けることでリピート率を高められます。
代表的な手法は、割引クーポンや次回特典の提供です。
配布時に追跡用IDを付与しておくと、効果測定にも役立ちます。
また、クーポン利用者に口コミ投稿やSNSでの紹介を依頼することで、新規集客にも波及効果を生みます。
3. 再訪願望・休眠顧客の再アクティブ化
しばらく来院していない患者さんを再び来院につなげるには、まず院を思い出してもらうことが大切です。
過去の来院履歴や施術データをもとに、パーソナライズされたアプローチを行うと効果的です。
また、SNSフォロワーやWebサイト訪問者など、すでに何らかの接点がある人に向けた限定コンテンツやキャンペーンを実施するのも有効です。
「以前よりも改善された施術」や「新しいサービスの導入」など、再訪する理由を明確に伝えましょう。
整骨院・整体院の集客にリスティング広告が向いている理由
整骨院・整体院業界は年々競争が激化し、集客の難易度が上がっています。
そんな中、効率よく見込み患者にアプローチできる手法として注目されているのがリスティング広告です。
検索エンジンを活用した広告出稿サービスを利用することで、来院意欲の高いユーザーに的確に情報を届けることができます。
ここでは、リスティング広告が整骨院・整体院に向いている理由を具体的に見ていきましょう。
サービスと検索行動の相性が良い
体の不調を感じたとき、ユーザーが最初に取る行動は「検索」です。
ケイビーカンパニー株式会社の調査によると、整骨院やクリニックを探す際に最も利用されている手段は「自然検索」で、約68%もの人がインターネット検索を利用しています。
「腰の痛みを何とかしたい」「足首を捻挫してしまった」など、今まさに施術を必要としている人が検索を行うため、リスティング広告との親和性が非常に高いのです。
チラシでは地域を絞り込むことはできても、「今すぐ施術を受けたい人」だけに届けるのは困難です。
一方、リスティング広告なら「〇〇市 整骨院」「ぎっくり腰 整体」など、明確な意図を持って検索するユーザーに対し、的確なタイミングで広告を表示できます。
ニーズの高いユーザーに直接アプローチできる
整骨院・整体院を探すユーザーは、多くが「痛みをどうにかしたい」「疲れを取りたい」といった具体的な悩みを抱えています。
リスティング広告を活用すれば、「肩こり 改善」「骨盤矯正」などのキーワードで検索したユーザーに直接広告を届けられます。
さらに、広告設定によって性別・年代・興味関心などを細かく指定できるため、施術内容やターゲット層に合わせたピンポイントなアプローチが可能です。
限られた広告予算でも、ニーズの高い層に効率よくリーチできるのが大きな強みです。
少ない予算でも始めやすい
リスティング広告はクリック課金制のため、ユーザーが広告をクリックした時点でのみ費用が発生します。
そのため、無駄なコストを抑えながら運用でき、小規模な整骨院・整体院でも導入しやすい広告手法です。
また、1日あたり数百円からでも出稿できるため、リスクを最小限に抑えながら集客施策をテストできます。
初期費用を抑えて集客を始めたい個人院や新規開業院にもおすすめです。
効果を可視化して改善できる(PDCAが回しやすい)
リスティング広告の大きな特徴は、リアルタイムで効果を測定し、データをもとに改善を繰り返せる点です。
クリック率・予約率・費用対効果などを数値で確認しながら、キーワードや広告文を調整することで成果を最大化できます。
「反応が少ないキーワードを削除する」「広告文を改善する」などの微調整を積み重ねることで、無駄なコストを抑えつつより高い集客効果を狙うことが可能です。
他院との差別化が図りやすい
整骨院・整体院業界では、全国的に施術所が増加しており、差別化がますます重要になっています。
ポータルサイトでの集客は便利な一方、掲載形式が統一されているため、個性や強みを打ち出しにくいという課題があります。
その点、自院のホームページやLPにリスティング広告で誘導すれば、自由に強みや施術方針を表現できます。
「腰痛専門」「産後骨盤矯正に特化」などの独自の打ち出しを行うことで、他院との差別化を明確にできるのです。
Web広告以外にもおすすめの整骨院・整体院集客方法
現代では、健康への関心がますます高まり、整骨院・整体院を利用する人も増加しています。
しかし、店舗数の増加により競争も激化しており、いかにして「選ばれる院」になるかが経営成功のカギです。
Web広告、特にリスティング広告は効果的な手法として注目されていますが、それだけが集客手段ではありません。
実際には、オンライン・オフラインを組み合わせた多角的なアプローチが、安定した集客につながります。
ここでは、リスティング広告以外にも実践すべき整骨院・整体院の集客方法を紹介します。
SNS広告を活用する
SNSが生活の一部となっている現代において、SNS広告は整骨院・整体院の集客でも欠かせない手段の一つです。
特に20〜40代を中心に、情報をSNSで収集する人が増えており、地域の整骨院を探す際にもInstagramやX(旧Twitter)を利用するケースが多く見られます。
FacebookやInstagramなどのビジュアル系SNSでは、施術の「ビフォーアフター」写真や、院内の雰囲気が伝わる動画投稿が効果的です。
「どんな先生が担当してくれるのか」「どんな雰囲気の院か」が伝わるだけでも、安心感が生まれ、来院へのハードルを下げることができます。
一方、X(旧Twitter)では短いテキストで印象的なメッセージを発信することが重要です。
「肩こり改善3回で効果実感」など、具体的な数字や実績を盛り込むと反応率が上がります。
SNS広告の最大のメリットは、ターゲットを細かく設定できることです。
地域・年齢・性別・興味関心などを絞って広告を配信することで、無駄な出稿を抑えながら、見込みの高いユーザーにリーチできます。
少額の広告予算からでも始められるため、初めてWeb集客に挑戦する整骨院にもおすすめです。
ホームページのSEO対策を強化する
整骨院・整体院のホームページは、来院を検討している患者さんにとって「最初の接点」となります。
そのため、検索エンジンで見つけてもらうためのSEO対策は欠かせません。
Google検索で「地域名+整骨院」や「腰痛 整体」などのキーワードで上位に表示されることで、自院を知らない潜在患者にもアプローチできます。
SEOの基本は、「ユーザーが知りたい情報を、わかりやすく整理して提供する」ことです。
たとえば、以下のようなコンテンツを整備することで、検索順位と信頼性の両方を高めることができます。
- 院の特徴や施術方針(他院との違いが伝わる内容)
- 症状別ページ(肩こり・腰痛・骨盤矯正など)
- スタッフ紹介や院内の写真(安心感を演出)
- 施術実績や口コミの掲載
- 「〇〇市 整骨院」といった地域名を含むキーワード最適化
また、スマートフォンでの閲覧が主流になっているため、モバイル対応(レスポンシブデザイン)も必須です。
ページの表示速度や見やすさも、SEO評価に影響します。
さらに、SEO対策と併せて「MEO(Googleマップ上位表示)」にも取り組むと効果的です。
地域性の高い整骨院では、「Googleマップで近くの整骨院を探す」行動が多いため、Googleビジネスプロフィールへの登録・口コミ促進も重要な施策となります。

整骨院・整体院のリスティング広告運用のコツ7選
整骨院・整体院がリスティング広告運用を成功させるためのコツは以下の7つです。
整骨院・整体院のリスティング広告運用のコツ7選
- コツ1.広告配信エリアを絞り込む
- コツ2.地域名の掛け合わせキーワードを狙う
- コツ3.特定の症状名検索に絞る
- コツ4.除外キーワードを登録する
- コツ5.地域名の挿入機能を利用する
- コツ6.アセット(広告表示オプション)を設定する
- コツ7.広告文とLPの一貫性を保つ
それぞれ解説します。
コツ1.広告配信エリアを絞り込む
広告の配信エリアを広げすぎると、予約につながらない「無駄クリック」が増えてしまう原因になります。
これは、来院の見込みが低いユーザーにも広告が表示され、クリックされてしまう可能性があるためです。
たとえば、東京都恵比寿に施術所があるのに、茨城県のユーザーに広告が表示されても来院につながる可能性は低いでしょう。
特別な知名度を持つ院を除けば、一般的な整骨院・整体院の商圏は半径2〜3km程度とされています。
ただし、最初から配信エリアを絞りすぎると、せっかくの集客機会を逃してしまうこともあります。
そのため、初期設定では半径5km程度を目安に配信エリアを設定するのがおすすめです。
最も理想的なのは、実際の患者データをもとにエリアを設定することです。
市外や県外から来院する患者が多い場合は、無理に範囲を狭める必要はありません。
リスティング広告全体に共通して言えることですが、あらかじめ「どんな人に広告を届けたいのか」というターゲット像を明確にしておくと、後の設定がスムーズに進みます。
コツ2.地域名の掛け合わせキーワードを狙う
整骨院・整体院がリスティング広告を出稿する際は、「〇〇市 整骨院」「〇〇駅 整体院」といった地域名を含むキーワードを狙うのが効果的です。
地域名を掛け合わせたキーワードを検索するユーザーは、「その地域で整骨院・整体院を探している」確度の高い見込み顧客であることが多いからです。
たとえば、「名古屋駅 整体」や「横浜 肩こり 整骨院」と検索しているユーザーは、まさにそのエリアで施術を受けたいと考えている層です。
もし自院が名古屋駅近くにある整骨院であれば、「名古屋駅」を含むキーワードで広告を出すことで、来院見込みの高いユーザーに効率よくアプローチできます。
コツ3.特定の症状名検索に絞る
整骨院・整体院がリスティング広告で成果を上げるには、1〜3つ程度の特定の症状に絞って広告を運用することもポイントです。
「肩こり」「腰痛」「産後 骨盤矯正」など、さまざまな悩みに対応していると思いますが、あえて焦点を絞ることで、広告効果を高めることができます。
症状名を含む検索を行うユーザーは、施術が必要な部位や悩みが具体的であり、来院意欲も高い傾向があります。
一方、「整骨院」「整体院」といった一般的な検索では、比較検討段階のユーザーも多く、即時予約につながりにくいケースが少なくありません。
また、広告予算が限られている整骨院・整体院では、幅広いキーワードに分散させるよりも、特定の症状に予算を集中させた方が効率的です。
「どの症状に絞るか」を決める際は、以下の2点を目安に選定すると良いでしょう。
- どの症状で来院される患者さんが特に多いか?
- 自院の得意分野の中で、競合が比較的少ない症状はどれか?
こうした視点でキーワードを選定すれば、無駄のない集客が実現しやすくなります。
コツ4.除外キーワードを登録する
キーワードのマッチタイプを「部分一致」などに設定している場合、整骨院・整体院のサービスとは関係のない検索ワードでも広告が表示されてしまうことがあります。
こうした無関係な検索表示を防ぐために活用したいのが「除外キーワード」です。
来院につながらないと思われる検索キーワードをあらかじめ除外設定しておくことで、不要なクリックを防ぎ、広告の配信効率を高めることができます。
広告配信を開始したら、Google広告の管理画面で「どんな検索語句で広告が表示されているか」を必ず確認しましょう。
たとえば、「求人」「スクール」「資格」など、施術目的以外の検索語句や、関係のない地域名で表示されている場合は、除外キーワードに登録しておくのが基本です。
定期的に検索クエリをチェックし、除外キーワードを更新していくことで、限られた予算の中でも効率的な広告運用が実現できます。
コツ5.地域の挿入機能を利用する
広告文に「地域名」を入れることで、クリック率(CTR)が上がりやすくなる傾向があります。
なぜなら、多くの検索ユーザーは自宅や職場など、生活圏内で通える整骨院・整体院を探しているからです。
たとえば、「横浜駅 整骨院」と検索したユーザーが、「横浜駅西口徒歩2分」など地域名入りの広告を見れば、「ここなら通いやすそう」と直感的に感じやすくなります。
こうした地域名の自動挿入は、Google広告の「地域の挿入機能」を使うと便利です。
レスポンシブ検索広告で複数の見出しや説明文を設定しておけば、ユーザーの位置情報や関心のあるエリアに応じて、自動で地域名を差し込んだ最適な広告が表示されます。
この機能を活用すれば、地域密着型の整骨院・整体院でも、より高い訴求力を持った広告配信が可能になります。
レスポンシブ検索広告の地域の挿入機能について – Google 広告 ヘルプ
コツ6.アセット(広告表示オプション)を設定する
アセット(旧称:広告表示オプション)を設定することで、リスティング広告の効果を大きく高めることができます。
通常、リスティング広告は「広告見出し」「説明文」「URL」のみで構成されていますが、アセットを追加すると電話番号・住所・サイト内の特定ページへのリンクなど、より多くの情報を広告に表示できるようになります。
これにより、検索結果ページでの視認性が高まり、クリック率(CTR)の向上につながります。特に整骨院・整体院ではスマートフォンからの電話問い合わせが多いため、「電話番号アセット」を設定しておくと、ユーザーがワンタップで問い合わせできるようになり、来院率アップが期待できます。
代表的なアセットの種類は以下の通りです。
- 住所アセット:Googleマップとの連携により、所在地を明示できる。
- 電話番号アセット:スマホユーザーがそのまま電話をかけられる。
- サイトリンクアセット:「料金」「スタッフ紹介」「予約ページ」など特定ページへの導線を追加できる。
- コールアウトアセット:「夜21時まで営業」「女性スタッフ在籍」などの強みを短いテキストで補足できる。
設定できるアセットはすべて活用し、広告の情報量と信頼性を最大化しましょう。
コツ7.広告文とLPの一貫性を保つ
広告文とランディングページ(LP)の内容を一致させることは、リスティング広告の成果を高めるうえで非常に重要です。
広告とリンク先の内容がズレていると、ユーザーは「思っていた内容と違う」と感じ、すぐに離脱してしまいます。結果として、コンバージョン率(CVR)が大幅に低下します。
たとえば、広告で「坐骨神経痛の専門施術」を訴求しているのに、リンク先が整骨院のトップページではユーザーは目的の情報にたどり着けません。
この場合、「坐骨神経痛 専門施術ページ」をLPとして設定し、症状の説明・施術内容・料金・予約ボタンをわかりやすく配置することで、スムーズな予約導線を作ることができます。
もし既に院のホームページ内に症状別ページがある場合は、それをLPとして活用しても問題ありません。
ただし、そのページに十分な情報(施術の特徴・写真・料金・予約ボタンなど)が揃っていない場合は、内容を補強するか、専用LPを新たに作成しましょう。
広告とLPの一貫性を高めることで、「クリック→予約」までの流れが自然になり、CVR改善につながります。
【要チェック】整骨院・整体院は広告表現規制に注意する
整骨院や整体院がリスティング広告を出稿する際に、最も注意しなければならないのが「広告表現に関する法律上の規制」です。
整骨院の場合、「柔道整復師法」に基づいた広告ルールが定められており、特に第24条において広告できる項目が明確に制限されています。以下の項目以外は原則として広告が認められていません。
柔道整復師法第24条で広告可能とされている項目
- 柔道整復師である旨、氏名および住所
- 施術所の名称、電話番号、所在地
- 施術日または施術時間
- 「ほねつぎ」または「接骨」である旨
- 届出をした旨(第19条第1項前段による)
- 健康保険療養費支給申請が可能である旨
※ただし、骨折・脱臼の施術は医師の同意が必要である旨を明記すること - 予約制である旨
- 休日・夜間の施術に関する事項
- 出張施術を行う旨
- 駐車場の有無など設備に関する事項
また、柔道整復術や鍼灸、あん摩・マッサージ・指圧といった行為は「医療類似行為」として法律で認められていますが、「医行為」ではありません。
そのため、**「治療」「医療」「専門医」**といった医師の施術と誤解されるような表現は避ける必要があります。
さらに、「効果を保証する」「必ず治る」「顧客満足度No.1」といった誇大広告・比較優良広告も禁止対象となります。
一見すると魅力的な訴求でも、法的に問題となる可能性があるため、表現には十分注意しましょう。
広告運用を行う際は、柔道整復師法および医療広告ガイドラインを遵守しつつ、安心・誠実な情報発信を心がけることが大切です。
よくある質問
ここでは、整骨院・整体院の先生方からよく寄せられるご質問に、Q&A形式でお答えします。
Q1:リスティング広告の費用はどのくらいかかりますか?
A1: リスティング広告の費用は「クリック課金制」であるため、一概にいくらとは言えません。
クリック単価は、設定するキーワードの競争率や、同エリア内の競合院の出稿状況によって大きく変動します。
目安として、月間の広告予算は数万円から始められるケースもあれば、地域やキーワードによっては数十万円規模になることもあります。
最初は少額でテスト配信を行い、効果を見ながら配信エリアやキーワードを調整していくのがおすすめです。
Q2:「根本治療」や「必ず治る」といった表現は使えますか?
A2: いいえ、これらの表現は法律上禁止されています。
整骨院・整体院の広告は、「柔道整復師法」や「あん摩マッサージ指圧師等に関する法律」に基づき、広告可能な事項が厳しく定められています。
「治る」「効果を保証」などの表現は、誇大広告や医業類似行為に該当する恐れがあり、行政指導や罰則の対象となる可能性があります。
患者様の信頼を守るためにも、法令を遵守した正確で誠実な表現を心がけましょう。
Q3:地域密着型の整骨院でもリスティング広告は効果がありますか?
A3: はい。むしろ地域密着型の整骨院にこそ、リスティング広告は相性が良い集客手法です。
ユーザーは「〇〇市 腰痛」「〇〇駅 交通事故治療」といった、地域名+症状名で検索する傾向があります。
そのため、地域名を掛け合わせたキーワードで広告を出すことで、自院の近くで施術を探している見込み患者にピンポイントでアプローチできます。
地元のユーザーに確実にリーチできる点が、地域密着型院にとっての大きな強みです。
整骨院のリスティング広告ならArchRise
整骨院・整体院の集客は、地域性・ターゲット層・競合状況によって最適な戦略が異なります。
ArchRiseでは、整骨院業界に特化したデジタルマーケティングの知見をもとに、リスティング広告の支援をしています。
単にクリックを増やすだけでなく、「予約につながる設計」を重視した運用を行うことで、広告費対効果(ROAS)を最大化。
地域密着型の整骨院から複数店舗展開の治療院まで、業態や目的に合わせた最適な広告設計をご提案いたします。
まとめ
リスティング広告は、整骨院・整体院の集客を強化するうえで非常に効果的な手法です。
特定の地域・症状を狙った広告配信により、来院意欲の高いユーザーに効率的にアプローチできる点が最大の魅力です。
ただし、成果を上げるには、エリア設定やキーワード選定、広告文とLPの一貫性など、運用のノウハウが欠かせません。
本記事で紹介したポイントを踏まえ、戦略的に広告を運用することで、安定した集客とリピーター獲得の両立が可能になります。
整骨院の集客を本格的に強化したい方は、リスティング広告運用パートナーであるArchRiseにぜひご相談ください。

