リスティング広告のサイトリンクとは?仕組みと設定方法をわかりやすく解説

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リスティング広告を運用している中で、「サイトリンク(サイトリンク表示オプション)」を十分に活用できているか不安に感じたことはないでしょうか。サイトリンクは、Google広告やYahoo!広告で誰でも設定できる拡張機能の一つですが、「オプションだから後回しにしている」「設定したまま見直していない」というケースも少なくありません。

しかし、サイトリンクは広告文の下に複数のリンクを表示できるため、ユーザーに伝えられる情報量が増え、広告の視認性を高めやすい機能です。適切に活用すれば、クリック率やコンバージョン率の改善につながる可能性もあります。その一方で、「サイトリンクが表示されない」「どのページを設定すべきか分からない」「設定方法を改めて確認したい」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、リスティング広告におけるサイトリンクの基本的な仕組みから、メリットや活用の考え方、設定時のポイントや注意点までを整理して解説します。すでにサイトリンクを設定している方にとっても、運用を見直す際の参考となる内容をまとめています。

またサイトリンク表示オプションの基本的な設定方法から、運用時に押さえておきたいポイントまでを整理し、あわせて設定しても表示されない場合の考え方についても解説します。

サイトリンク表示オプションとは

  • リンクテキストは半角25文字(全角12文字)以内、説明文は半角35文字(全角17文字)以内という文字数制限の中で設定する
  • 各リンクテキストごとに、遷移先となるランディングページURLを個別に指定できる

必要な情報だけを確認したい場合は、以下の目次から該当する項目をクリックするとスムーズです。

目次

サイトリンク表示オプション/クイックリンク表示オプションとは

サイトリンク表示オプション(Google広告)/クイックリンク表示オプション(Yahoo!広告)は、広告文とは別に、サイト内の特定ページへのリンクを追加表示できる検索広告のオプション機能です。ユーザーがリンクをクリックすると、設定したページへ直接遷移します。

広告表示オプションは常に表示されるわけではなく、広告の掲載位置や広告ランクなどの条件によって、表示の有無や表示内容が変わります。

なお、Google広告では「サイトリンク表示オプション」、Yahoo!広告では「クイックリンク表示オプション」と名称が異なりますが、機能や仕様はほぼ共通しています。本記事では混乱を避けるため、両者をまとめて「サイトリンク表示オプション」と表記します。

サイトリンク表示オプションの仕組み

ここでは、サイトリンク表示オプションがどのように表示されるのか、基本的な仕組みを整理します。
広告運用の経験がある方でも、細かい仕様までは把握できていないケースがあるため、運用を見直す際の参考にしてください。

表示はデバイスと広告の掲載位置によって変わる

PCでは、広告見出しや説明文の下にサイトリンクが表示され、条件によってはリンクとあわせて説明文が表示されることがあります。Google広告では、検索結果の1ページ目で最上位に掲載された場合に、説明文付きで表示されるケースが多く見られます。

一方、Yahoo!広告では、検索結果ページの最上部、または最下部(下部広告枠のうち最上段)に掲載された場合に、リンクと説明文があわせて表示されます。

Google広告・Yahoo!広告いずれも、最上部や最下部以外に表示される場合は、説明文が省略され、リンクのみが横一列で表示されることがあります。

スマートフォンでも、広告見出しや説明文の下にサイトリンク表示オプションが表示されますが、PCと異なり、基本的にリンクの説明文は表示されません。

スマホ表示では、Google広告は検索結果最上部、Yahoo!広告では検索結果の最上部または最下部に掲載された際に、リンクが縦に並ぶ形式で表示されます。それ以外の掲載位置では、リンクのみが横並びで表示され、Google広告の場合は左右にスワイプできるカルーセル形式になることがあります。

サイトリンク表示オプションはクリックで広告費が発生する

広告見出しをクリックした場合と同様に、サイトリンク表示オプションもクリックされると広告費が発生します。同一ユーザーによる操作であっても、クリックされた回数分が課金対象となります。

例えば、広告をクリックして一度サイトに遷移し、その後検索結果画面に戻ってサイトリンクをクリックした場合、それぞれ別のクリックとして扱われ、広告費は2回分発生します。

ただし、Google広告では、1回の広告表示(インプレッション)につき課金対象となるクリックは最大2回までとされています。Yahoo!広告では、無効クリックの扱いについてヘルプページで定義されています。

以下のようなクリックは無効クリックと判断され、課金対象から除外されます。

・正常なサイト訪問や購買につながらないクリック
・ユーザー自身による誤クリック
・悪意があると判断されるクリック

※無効クリックの詳細は、不正利用防止の観点から公開されていません。

キャンペーン・広告グループ・アカウント階層で設定できる

サイトリンク表示オプションは、キャンペーン単位、広告グループ単位で設定できます。Google広告に限り、アカウント単位での設定も可能です。

アカウント単位で設定した場合、その広告アカウント内にあるすべてのキャンペーン、すべての広告グループにサイトリンク表示オプションが適用されます。一方、Yahoo!広告ではアカウント単位での設定はできません。

キャンペーン単位で設定すると、そのキャンペーンに紐づくすべての広告グループでサイトリンクが表示されます。

また、アカウント・キャンペーン・広告グループと、複数の階層で同時にサイトリンク表示オプションを設定することも可能です。その場合は、最も下位の階層に設定されたサイトリンクが優先して表示されます。

例えば、キャンペーンと広告グループの両方にサイトリンクを設定している場合、広告グループで設定したサイトリンクが表示されます。

Google はモバイルのみ動画キャンペーンにも設定できる

Google広告では、検索広告だけでなく動画キャンペーンにおいてもサイトリンク表示オプションを設定できます。ただし、表示されるデバイスはモバイル(スマートフォン)のみに限定されている点には注意が必要です。YouTubeで動画が再生される前後、または再生途中に表示される広告の下部に、サイトリンク表示オプションが表示されます。

動画キャンペーンでサイトリンクを表示させるためには、2個以上のサイトリンク表示オプションを設定する必要があります。表示されるリンク数は最大4個までとなっており、検索広告とは表示条件が異なります。

なお、課金方法については、サイトリンク表示オプション自体で個別に設定されるものではなく、サイトリンクを設定している動画キャンペーンの課金方式に準じて決まります。

サイトリンク表示オプション/クイックリンク表示オプションの規定

サイトリンク表示オプション(Google広告)/クイックリンク表示オプション(Yahoo!広告)の基本的な入稿規定は、両媒体でほぼ共通しています。各媒体における主な入稿ルールは以下の通りです。

項目必須/任意詳細
リンクのテキスト必須リンク先ページの内容が分かるタイトルを、半角25文字以内で設定
説明文1任意リンク先ページの説明を、半角35文字以内で設定
説明文2任意リンク先ページの説明を、半角35文字以内で設定
最終ページURL必須遷移先となるページのURLを設定

説明文は「任意」とされていますが、Google広告・Yahoo!広告のいずれでも設定が推奨されています。説明文を追加することで訴求できる情報量が増えるだけでなく、広告表示時の占有面積が広がる場合があるため、可能な限り設定しておくとよいでしょう。

また、サイトリンク表示オプションには各媒体の広告ポリシーが適用されます。加えて、サイトリンク表示オプション独自のルールも定められているため、事前に確認しておくことが重要です。

Google広告・Yahoo!広告で共通して設定できないケース

Google広告・Yahoo!広告の両方において、以下のようなサイトリンク表示オプションは使用できません。

  • 複数のサイトリンクで同一のリンクテキストを使用すること
  • 広告本体で設定しているリンク先(ランディングページ)と同じページをサイトリンクに設定すること
  • 広告本体とは異なるドメインのページをサイトリンクのリンク先に設定すること

参考:
サイトリンク表示オプションの要件|Google 広告ポリシー ヘルプ
クイックリンクオプション|Yahoo!広告ヘルプ

記号・テキスト表現に関する注意点

リンクテキストや説明文では、記号の使い方にも注意が必要です。Google広告では、ユーザーの注意を過度に引くことを目的とした不要な記号の使用が禁止されています。たとえば、文頭の感嘆符や句読点、「►」などの装飾的な記号が該当します。

Yahoo!広告では、同種の記号は1つまで使用可能とされており、引用符(「”」など)のみ2つまで使用できます。

Yahoo!広告で特に注意すべき重複表現

Yahoo!広告では、リンクテキストや説明文の重複にも制限があります。以下のようなケースでは、クイックリンク表示オプションを設定できません。

  • 広告タイトルとサイトリンクのテキストが同一の場合
  • 広告の説明文とサイトリンクの説明文が同一の場合
  • クイックリンクの説明文1と説明文2が同一の場合
  • サイトリンクのテキストと、他の広告表示オプションのテキストが同一の場合

参考:
サイトリンク表示オプションの要件|Google 広告ポリシー ヘルプ
クイックリンクオプション|Yahoo!広告ヘルプ

サイトリンク表示オプションのメリット

サイトリンク表示オプションには、複数のリンクを同時に表示できる点以外にも、広告の見え方を大きく変えられる点や、運用面で活用しやすい特徴があります。ここでは、サイトリンク表示オプションを導入することで得られる主なメリットを整理します。

広告の画面占有率が高くなり、通常の広告よりも目立ちやすい

サイトリンク表示オプションを設定すると、広告文に加えて複数のリンクが表示されるため、検索結果画面における広告の占有率が高くなります。特にスマートフォンでは、スクロールせずに表示される範囲の大部分を自社広告が占めるケースもあり、競合他社の広告と比べて視認性が高まります。

一方、サイトリンク表示オプションを設定していない場合、その分だけ広告が占める領域は小さくなります。設定自体は無料で行えるため、広告の視認性を高めたい場合には、積極的に活用したいオプションといえるでしょう。

開始日・終了日を設定できる

サイトリンク表示オプションを含む広告表示オプションには、表示スケジュールを設定する機能があります。
この機能を使うことで、サイトリンクごとに表示開始日・終了日、曜日、時間帯を細かく指定できます。

開始日を設定した場合は、指定した日の0時00分から自動的に表示されます。終了日を設定すると、指定日の23時59分まで表示され、翌日以降は自動的に非表示となります。また、曜日や時間帯ごとの設定も可能です。

例えば、月曜から金曜のみ表示する設定にすれば、土日にはサイトリンクが表示されません。全曜日の9時から17時と指定すれば、営業時間内だけ表示させるといった運用もできます。このような設定は、期間限定キャンペーンや時間帯を限定した訴求を行いたい場合に有効です。

たとえば、1月1日から1月3日までの短期間セールを実施する場合、あらかじめ開始日と終了日を設定しておけば、該当期間のみ自動でサイトリンクが表示されます。そのため、年始などに管理画面を都度確認する必要がありません。

また、終了日設定を活用することで、キャンペーン終了後にサイトリンクを停止し忘れるといったミスを防ぐこともできます。母の日や季節イベントなど、表示期間が明確な施策では、あらかじめ終了日を設定しておくと安心です。

サイトリンク表示オプションの注意点

サイトリンク表示オプションを活用する際には、事前に把握しておきたい注意点があります。設定したにもかかわらず表示されない、といった事態を避けるためにも、以下のポイントを確認しておきましょう。

常に表示されるわけではない

サイトリンク表示オプションは、設定すれば必ず表示される機能ではありません。Google広告およびYahoo!広告の公式ヘルプでも、次のように説明されています。

広告表示オプションを追加しても、広告に常に表示されるとは限りません。広告表示オプションが表示されるのは次の場合です。
・広告表示オプション(または広告表示オプションの組み合わせ)を表示することで、掲載結果の向上が見込まれる場合。広告表示オプションがいつ表示されたかを追跡し、広告表示オプションのパフォーマンスを測定しましょう。
・広告の掲載位置と広告ランクが十分に上位である場合。広告表示オプションを表示するには、Google 広告で一定以上の広告ランクが必要です(広告ランクの計算には広告表示オプションが考慮されます)。

引用元:広告表示オプションについて|Google 広告 ヘルプ

Yahoo!広告でも、以下のような注意点が示されています。

ご注意
・広告表示オプションは表示されない場合もあります。
・広告表示オプションの有無や表示方法は、「広告の品質」や掲載順位などを考慮して決定されます。
・広告表示オプションは、キャンペーンタイプが「アプリダウンロードキャンペーン」のキャンペーン、および広告グループには設定できません。

引用元:広告表示オプションとは|Yahoo!広告ヘルプ

いずれの媒体も、明確に「この条件を満たせば必ず表示される」という基準を公開しているわけではありません。ただし、広告の品質や広告ランクが高いほど、サイトリンク表示オプションが表示されやすくなる傾向はあるといえます。

審査の対象になる

サイトリンク表示オプションは、広告文と同様に各媒体の審査対象となります。広告ポリシーやサイトリンク表示オプション固有の規定に違反していると判断された場合、不承認となることがあります。

審査状況は管理画面から確認できます。
Google広告では「ステータス」、Yahoo!広告では「審査状況」という項目に、それぞれの判定結果が表示されます。

審査で不承認となった場合は、サイトリンク表示オプションの内容を編集し、ポリシー違反と指摘された箇所を修正したうえで再度保存すれば、自動的に再審査が行われます。

第三者のURLは原則使用不可

サイトリンク表示オプションに設定できるURLは、原則として広告の最終ページURLと同一ドメインである必要があります。

たとえば、広告本体のリンク先が「example.co.jp」の場合、サイトリンクも同じドメイン内のページでなければならず、他社サイトや外部サービスのURLを自由に設定することはできません。

ただし例外として、一部の第三者サービスへのリンクは条件付きで認められています。具体的には、自社が公式に運営しているYouTubeチャンネルや、SNSアカウント(Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、LinkedInなど)へのリンクが該当します。

この場合、リンクテキスト内にドメイン名やリンク先の内容を明確に記載する必要があります。たとえば「YouTube.com の動画へリンク」といった形で、遷移先が第三者サービスであることが分かる表現が求められます。

これらのルールに違反すると、サイトリンク表示オプション自体が不承認となったり、広告全体の配信に影響が出たりする可能性があります。基本的には、広告主自身が管理している公式ドメイン、もしくは許可された外部サービスのみに限定して使用するようにしましょう。

設定する階層に注意する

サイトリンク表示オプションは、アカウント単位・キャンペーン単位・広告グループ単位のいずれかの階層で設定できます。それぞれ適用される範囲が異なるため、運用内容に応じた使い分けが重要です。

アカウント単位で設定した場合は、すべてのキャンペーン・広告グループに共通してサイトリンクが表示されます。キャンペーン単位で設定すると、そのキャンペーン内の広告グループにのみ反映され、広告グループ単位で設定した場合は、特定の広告グループだけに表示されるため、最も細かい制御が可能です。

1つの商材やサービスのみを扱っている場合であれば、アカウント単位で設定しても問題はありません。しかし、複数の商品やサービスを同一アカウントで運用している場合には注意が必要です。

たとえば、ホテルとレンタカーを同じ広告アカウントで配信しているにもかかわらず、アカウント単位でサイトリンクを設定してしまうと、ホテルの広告にレンタカー関連のリンクが表示されてしまう可能性があります。これはユーザーにとって違和感があり、広告効果の低下につながります。

このようなケースでは、キャンペーン単位で商品やサービスごとにサイトリンクを分けて設定することで、広告内容とリンク先の関連性を保つことができます。適切な階層でサイトリンクを設定することで、広告効果を最大化できるだけでなく、無駄なクリックや機会損失を防ぐことにもつながります。

サイトリンク表示オプションの設定方法

ここからは、広告管理画面のキャプチャをもとに、サイトリンク表示オプションの設定手順を解説します。
サイトリンク表示オプションは、見た目以上に細かな設定ができる仕様になっているため、機能を正しく理解して活用することが重要です。

Google 広告での設定方法

まず、Google 広告の管理画面左側メニューにある「広告とアセット」から「アセット」を選択し、アセットの設定画面へ進みます。

画面上部の青いプラス(+)ボタンをクリックすると、追加可能なアセット一覧が表示されるので、その中から「サイトリンク」を選択します。

次に、「追加先」の項目で、サイトリンク表示オプションを設定する階層(アカウント、キャンペーン、広告グループ)を選択します。この画面では、複数のサイトリンクをまとめて設定することができます。「サイトリンク1」「サイトリンク2」などの入力欄に、それぞれ設定したいリンク内容を入力していきます。

サイトリンクは最低2種類の設定が必要ですが、成果を最大化するためには4種類以上の追加が推奨されています。入力した内容は、画面右側のプレビューにリアルタイムで反映されます。

「詳細設定」をクリックすると、スケジュール設定の項目が表示されます。開始日・終了日、曜日、時間帯を指定したい場合は、この画面で設定します。

すべて入力が完了したら「保存」をクリックして設定完了です。
その後、審査が完了して承認されると、サイトリンク表示オプションが広告に表示されるようになります。

Yahoo!広告での設定方法

Google 広告では設定時に階層を指定しますが、Yahoo!広告では、まず広告表示オプションを作成し、その後にキャンペーンや広告グループへ紐づけるという手順になります。

管理画面上で、以下の手順でオプション作成画面へ進みます。

  • 「表示内容選択」メニューから「広告表示オプション」を選択
  • 「広告表示オプションの種類」で「クイックリンクオプション」を選択
  • 「オプション一覧」をクリック
  • 「+オプション作成・編集」をクリック
  • 「1件ずつ作成」を選択

次に、クイックリンクのテキスト、説明文、URLを入力します。スマートフォン専用のURLがある場合は、「スマートフォン向けURL」に設定します。

「優先デバイス」の項目で「スマートフォンに優先的に配信」にチェックを入れると、スマートフォンでの表示が優先されます。

また、「スケジュール設定」で「追加設定(スケジュール)」を選択すると、開始日や終了日を設定できます。曜日や時間帯を指定したい場合は、「ターゲティング設定」の「曜日・時間帯」から設定を行います。

入力が完了したら「作成」をクリックします。ただし、この時点ではまだ広告には表示されません。続いて、キャンペーンまたは広告グループとの関連付けを行います。

オプション一覧画面に戻ったら、左側の「関連付け一覧」タブをクリックします。
キャンペーンと広告グループそれぞれの関連付け一覧が表示されるので、紐づけたい階層の「関連付けの設定・解除」を選択します。

「1件ずつ設定」または「キャンペーン(広告グループ)に一括設定」のいずれかを選択できますが、ここでは「1件ずつ設定」を例に説明します。

「対象のキャンペーン・広告グループを選択」で、紐づけたいキャンペーンを選択すると、右側に該当キャンペーン内の広告グループが表示されます。広告グループ単位で設定したい場合は該当の広告グループを選択します。キャンペーン単位で設定する場合は、「選択しない(キャンペーンに関連付ける)」を選びます。

次に、「関連付けるクイックリンクオプションを選択」の一覧から設定したいリンクオプションを選択します。選択したオプションは、右側の一覧に反映されます。

最後に「設定」ボタンをクリックすれば、関連付けが完了し、クイックリンクオプションが表示されるようになります。

💡トラッキング用URL・カスタムパラメータの設定ができる

サイトリンク表示オプションでは、トラッキング用URLやカスタムパラメータなどのURLオプションを設定することができます。Google広告・Yahoo!広告のいずれも、URLオプションはサイトリンク表示オプションの作成画面から設定します。

なお、サイトリンク表示オプション側でURLオプションを設定していない場合でも、紐づいているキャンペーンや広告グループ(Google広告ではアカウント単位も含む)でURLオプションを設定していれば、その内容がサイトリンク表示オプションにも自動的に適用されます。

つまり、キャンペーン単位でURLオプションを設定しており、そのキャンペーンに紐づけたサイトリンク表示オプションには個別にURLオプションを設定していない場合でも、サイトリンクをクリックした際のURLには、キャンペーンで設定したパラメータが反映されます。

💡設定できるURLとできないURLがある

基本的に、広告に設定しているURL(ランディングページ)とサイトリンクのドメインは一致している必要があり、第三者が管理するURLを自由に設定することはできません。

ただし、Google広告では一部例外として、特定の第三者URLの設定が認められています。対象となるのは、AmazonやBest Buyといった一部のオンライン販売店、ならびに自社が運営するSNSアカウントです。

設定が認められている主な例としては、Facebookページ、X(旧Twitter)アカウント、YouTube動画、LinkedInプロフィール、Instagramアカウントなどがあります。

これらの第三者URLをサイトリンクとして使用する場合は、リンクテキストに完全なドメイン名を含めることが条件となっています。
たとえば、YouTube動画へリンクさせる場合は、「YouTube.comの動画へリンク」といった形で、ドメイン名を明記する必要があります。

参考:サイトリンク表示オプションの要件|Google 広告ポリシー ヘルプ

意外と見落とされがちですが、サイトリンク表示オプションではアンカーリンクの設定も可能です。アンカーリンクとは、URLの末尾に「#」を付けて、ページ内の特定箇所へ直接遷移させるリンクを指します。

ただし、アンカーリンクを使用する場合は、URLの重複に注意が必要です。アンカーリンク付きのURLは、「#」が付いていない通常のURLと同一ページとして扱われます。そのため、Google広告・Yahoo!広告のいずれでも、リンクURLの重複とみなされ、同時に設定することはできません。

以下の例で整理します。

リンクの種類URLの例
サイトのトップページへのリンクwww.archrise-works.com/
トップページ内のアクセス情報へ遷移するアンカーリンクwww.archrise-works.com/#access
サイトの採用ページへのリンクwww.archrise-works.com/recruit

この場合、3種類すべてのURLを設定できそうに見えますが、「www.archrise-works.com/」と「www.archrise-works.com/#access」は、どちらもトップページへのリンクと判断されるため、URLの重複とみなされます。そのため、いずれか一方しか設定できません。

一方で、「www.archrise-works.com/#access」と「www.archrise-works.com/recruit」は、それぞれ異なるページへのリンクとなるため、問題なく同時に設定することができます。

サイトリンク表示オプションの成果を確認する方法

サイトリンク表示オプションを配信したあとは、実際にどのような成果が出ているのかを確認しましょう。
Google 広告では、管理画面左側のメニューにある「広告と広告表示オプション」内の「広告表示オプション」から確認できます。

Google 広告の場合は、まず広告表示オプションの一覧画面を開き、その中から「サイトリンク」をクリックします。

指定した期間に配信された、サイトリンク表示オプションの実績データが一覧で表示されます。

Yahoo!広告では、管理画面の「表示内容選択」メニューから「広告表示オプション」を選択し、「統計情報」タブを開くことで配信結果を確認できます。

成果を確認する際に注意したいのは、表示される数値が「該当のサイトリンク表示オプションが表示された広告全体のデータ」である点です。

たとえば、広告が表示された際にサイトリンク表示オプションも一緒に表示され、その後ユーザーがサイトリンクではなく広告タイトルをクリックして遷移した場合でも、そのとき表示されていたサイトリンク表示オプションすべてに対してクリックが1回としてカウントされます。

そのため、サイトリンク単体のクリックだけを正確に把握したい場合は、この仕様を理解したうえで数値を見ることが重要です。

サイトリンク表示オプションの運用ポイント

ここでは、サイトリンク表示オプションを効果的に活用するための運用ポイントを解説します。設定自体はシンプルですが、文言や構成を少し工夫するだけで、表示機会やクリック率に大きな差が出ます。

ポイント①:文言はできるだけ短くする

サイトリンクのリンクテキストは、全角5〜7文字程度を目安に、できるだけ短く設定するのがおすすめです。

リンクテキストが短いほど、1つの広告に表示されるサイトリンクの数が増えやすくなります。結果として、広告の視認性や情報量が高まり、クリック率の向上につながります。

【サイトリンクの表示個数】
リンクテキストの文字数が短いほど、表示されるサイトリンク数が増えやすい
最大表示数:
・パソコン:最大6個
・スマートフォン:最大8個

出典:サイトリンク アセットについて – Google 広告 ヘルプ

ポイント②:説明文を入れる

サイトリンクには、リンクテキストだけでなく「説明文1」「説明文2」を設定できます。
説明文の有無によって、広告の見た目や情報量は大きく変わります。

【リンクテキストのみ】
リンクテキストのみの場合、シンプルですっきりとした印象になります。

【リンクテキスト+説明文】
説明文を追加すると、広告の画面占有率が広がり、訴求できる情報量も増えます。

説明文は半角35文字以内で設定し、リンクテキストを補足する内容を意識しましょう。

【説明文を作成するコツ】
・リンク先で何が分かるのかを具体的に伝える
 (例:○○までの流れを詳しく解説)
・数字を使って内容をイメージしやすくする
 (例:登録まで3ステップ)
・必要に応じて「!」「?」を活用する
 (例:○○キャンペーン実施中!)


ポイント③:最低4つ設定する

サイトリンク表示オプションは、最低でも4つ以上設定することが重要です。
設定数が少ないと、表示される機会そのものが減ってしまいます。

【サイトリンク表示オプションの表示機会について】
最大限の成果を得るには、アカウントレベルのサイトリンクを4つ以上作成することが推奨されています。
また、アカウント単位で設定する場合は、すべてのキャンペーン・広告グループに合致する内容である必要があります。
加えて、モバイル向けサイトリンクも2つ以上必要です。

出典:サイトリンク アセットについて – Google 広告 ヘルプ

ポイント④:動的サイトリンクを有効にする

動的サイトリンクを有効にすると、Google 広告がユーザーの検索意図に合わせて、自動的にリンクを生成・表示してくれます。
これにより、広告の掲載機会が広がり、パフォーマンス向上が期待できます。

動的サイトリンクは、
・手動で設定したサイトリンクと一緒に表示される場合
・手動設定の代わりに表示される場合
のいずれもあります。

説明文を用意する時間がない場合でも、Google が内容を判断して自動生成してくれるため、運用や更新の工数を抑えられる点もメリットです。

不要なリンクは一時停止や削除が可能なため、手動設定と動的設定を併用することで、柔軟な運用ができます。

【動的サイトリンクのメリット】
・広告の掲載機会が自動的に増える
・手動で設定したサイトリンクと併用できる
・リンクや説明文を自動生成でき、運用工数を削減できる

ポイント⑤:サイトの構成を反映する

サイトリンクを設定する際は、自社サイトの構成をそのまま反映させる意識が重要です。

具体的には、Webサイトのナビゲーションメニューに含まれている主要ページを基準に、ユーザーがよく求める情報を選びます。

たとえば、
「料金プラン」
「サービス紹介」
「お問い合わせ」
「会社概要」
「よくある質問」
といったページは、多くのユーザーにとって関心が高く、サイトリンクとの相性も良いページです。

これらをサイトリンクに設定することで、ユーザーは必要な情報に直接アクセスでき、クリック率やコンバージョン率の改善につながります。

サイトリンクは単なる広告オプションではなく、サイト全体の導線設計の一部として考えることで、より高い成果を期待できます。

リスティング広告ならArchRise

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「サイトリンクが表示されない」「設定はしているが成果につながっていない」といった課題に対しても、広告ランクや構成、運用データを踏まえた改善提案が可能です。
リスティング広告を“配信して終わり”にせず、成果を最大化する運用を重視したい方は、ぜひご相談ください。

まとめ

サイトリンク表示オプションは、広告の画面占有率を高め、ユーザーを目的のページへ直接誘導できる非常に有効な機能です。
設定自体はシンプルですが、文言の長さや説明文の有無、設定数、階層の選び方などによって、表示機会や成果には大きな差が出ます。

また、広告文やキーワード、ランディングページとの一貫性を保つことも重要なポイントです。
単なる「オプション」として扱うのではなく、広告全体の設計の一部として活用することで、クリック率やコンバージョン率の向上が期待できます。

サイトリンク表示オプションを正しく理解し、継続的に改善していくことが、リスティング広告の成果を伸ばす近道といえるでしょう。

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